・はじめに
当記事には、人権問題等の社会的課題を共有していただきたいという意図があります。また筆者の感情が色濃く反映されているため、特に現在体調が優れない方はご注意いただけますようお願い申し上げます。
・本文
日本には、同じような目にあっている人が結構いるんじゃないかと思うから、やはり書いておくことにする。共感してくれる人が一人でもいてくれたら、主にぼくが救われる。
勿論、一番不幸だとか思ってない。本読んでると、日本の中だけでも自分はマシな方だったんだと思わざるを得ない。あの時は、本を持つ手がガタガタ震えた。
書くのは、信じてもらえなかったことや、差別にあったことの一部、なるべくさらっと。感情が淀むので、多分ねちっこくなる。
子どもの頃、ぼくはこころ(脳)の病気に追い込まれ、家族はぼくを悪者扱いしたから、誰もぼくの苦しみにまともに取り合おうとしなかった。
たとえば。
ぼくは強迫性障害という不安障害で、毎日最低でも6時間位上の手洗いがやめられず、心身衰弱に陥っていた。父はそんなぼくに「なぜ手を洗うんだ!?」、「何が汚いんだ!?」と責め立て、無理にでも手洗いをやめさせようとした。彼に聞く気などない。病気だから、自分でも分からない、と何度説明しても、同じ言葉を繰り返しぶつけてくるだけだ。そもそも困っているのはこっちなのだ。
「やめて!」と突き放すと、「暴力はやめろ!暴力はやめろ!」と繰り返しながら殴られる。時には動けなくなるまで。そして最悪なのはここからだ。両親は近所に、「息子が暴力を振るって困っている」と言いふらす。だからぼくは近所の人に会おうものなら、頭ごなしに全否定。苦しそうにすれば、「不幸な振りをするな!!」
息しても怒られるやつだよ…
苦しくてどうしていいか分からなくて、家庭内で話を聞いて、助けてと涙と鼻水まみれで土下座しても、「テレビが見えないじゃないか!なんだお前は何もしないくせに疲れた親にテレビも見せないのか…!!」「忙しい…!!」その一方で、休日になれば、「子どもの心を理解するための会」みたいなのにいそいそと出掛けていく。当然子どもと直接関わる気などない。更に周囲には「息子が生きてさえいてくれれば…」とさめざめと泣き、障害を持つ他の子どもの相談に乗る姿等々を見せていたという。(これら両親の行動の特徴は、彼ら自身が適切な環境で育っていない(アダルトチルドレン・発達性PTSD等)と解釈できる。)
こんなことが日常茶飯事だから、病気のことも、家のことも誰も信じない。まともに教育も受けていないぼくは精神も不安定で、傍から見れば兎に角嫌なやつだったろうから、同級生からはしょっちゅういじめられていた。家が金持ちで、両親が優しくて、それなのにあいつはわがままばかり言ってる。
叱られ怒られ諭され殴られ、孤立無援、四面楚歌、泣きっ面に蜂、ケツの毛までむしられて鼻血も出やしねえ。
ある公的機関の人の台詞。「精神障害者は役に立たんからバイトは50円引きで良いよな?」「あいつに機械触らせないで!!」
公務員の台詞。「うちの学校にきてくれなくていい。」「女の子に手をだすなよ?」「甘えて生きてきたんだろうねえ…」「ねえ、教えてください。あなたと同年代の人たちは仕事も興に乗り、いい車に乗っていいものを着て、そしてきれいな奥さんが作ってくれたおいしいご飯を、かわいい子どもと一緒に食べているだろうこの時間に、あなたは夜の学校で子どもたちと机を並べて勉強している。ねえ、教えてください、今あなたはどんな気分ですか?」「〇〇先生は毎日違うスーツを着て、それに眼鏡まで合わせてくるのに、あんたはいっつも同じ服!」廊下で道を塞がれたり、ぼくの宿題だけ採点されていなかったり、3年間学年1位で卒業したのに当初は低い成績をつけられたり。(※全国レベルでは偏差値50)
入学時には「事情を職員内で共有してほしい、差別しないでほしい」とあれこれ書いた書類やらを提出していたが、卒業間近になって共有されていなかったことが発覚。事情が事情だし車で通わせてくれと頼んでも「ルールだから」、「会議で話し合った」と一蹴されていたのも概ねそれが理由のようだった。(念のため、「ルールだから」は教員が安易に取っていい行動ではない。主権者を育てる必要があるのに、権利を剥奪してどうする。)車なら10分の距離を、公共交通機関を使って毎日往復4時間近く使って通った、馬鹿高い賃金払って。山の上にある学校に、嫌なら片道1時間掛けて歩け、と宣う。こっちは毎日勉強にバイトにへとへとで、精神的にボロボロの中年やぞ(後に倒れる)。結局それも会議など開かれていなかったことが分かる。さすがに怒りをぶつけて抗議すると、「今度こそ事情を共有し話し合ったがだめだった」と言われたが、それも後に嘘だと発覚。公務員十名以上からの低俗なイジメにも言及したが、教員の名前を伏せて会議を開いたせいでその他の教員からも距離を置かれる始末。それをまた訴えれば、「男のくせにネチネチと…!」「頑張ってますみたいな顔するな!」そして無視、悪口。いや、頑張ってますけど…?
助け舟を出してくださった方も見えたし、「教員はオリンピック選手の監督みたいなものだと思ってくれないか。偉そうなこと言うけど、自分ではできないんだよ…」とおっしゃる先生もいらした。が、こっちは金銭的時間的精神的被害を被ってるのに謝罪のひとつもありゃしねぇなのである。腹は立つし、立てれば関係ない人まで離れていくしで、あーもうどうしたものやらだ。
大学でも以下同文(その後通信に編入)。あることないこと共有され、誤解が誤解を生む。こっちには一つの欠点もありません、なんてこと言うつもりもないが、自分の安全のために妄想共有に走るのやめてもらっていいかな…(そんな中でも普通に接してくださった職員・生徒の方々。あの時はありがとうございました。)
(関連記事:「妄想共有能力」)
教員免許取ったところで就職口もない。障害者雇用始まっても障害者全般から総合で優秀な人間引っ張り上げてるだけじゃ、本来の障害者雇用の意味なくね?それって男か女かの境界で差別してたのを、美形かそうでないかの境界に切り替えましたみたいなだけのことだよねえ…?資本主義だから当たり前っていう人いるけど、そもそも資本主義は平等の精神で作られてないからね?その中で仕事もない、医療も福祉も機能しない、人権守る気ないじゃ、立憲国家において「あんた鬼か!!」だよ…
ぼくは虐待にあっていて、病気だったはずで、後遺症で脳までやられてても法律も公務員も守ってくれなくて、それでも「自己責任」だとさ。ひとりの理解者も居ないまま22年以上苦しんだんですよ?治療も受けられず、10年以上はひとりアパートに入れられて軟禁同然よ。状態ボロボロでひとり家で泣き叫ぼうものなら近所からは危険人物扱い、変人から家族を守る自分は正義のヒーローだと思ってるかもだけど、一方的に攻撃したり見下したり無視したり陰口叩いたり、それただのいじめだからね?(まあ怖いのは分かる、何も事情知らんかったら…)
「私の企業では障害者の方の能力ではなく、コミュニケーション能力を重視して採用します!」とか言うけど、そんな環境下に晒されてる脳にコミュニケーション能力を求めることに既に無理がある。身体や知的単体以外の場合、大概は潜在意識(脳)が問題の核になっているから(関連記事::「教育の理論「概要」」)。こうしてないものを求め続ける姿勢が、日本のマイノリティーを追い詰め続けている。日本のホームレスの4割から6割が精神障害者だというデータも出ていて、障害者がホームレス化したとみられている。
主として行政に理論が理解されないために(もしくは理解しながら少数派を切り捨てているために)、福祉は機能しないし、自己責任論で片付ける日本の現状が変わっていかない。その結果のひきこもり推定140万以上、一日の自殺者数約60人だ。
日本って不思議な狭間にあるのか、子どもや若い女性の障害者は守る対象なのに、大人の障害者は排除の対象だったりする。こころが弱っているレベルの人は助けてあげたい対象なのに、精神疾患レベルの人は近付きたくない対象、保健所に通報して隔離してほしい対象だったりする。
ぼくみたいな人間に向けたメッセージとして、こんな言葉を聞くことがある。「あなたが人間全てを敵だと思うのは当然です。悪いのはあなたではありません。けれど知ってください。この世界にはあなたの知らないあたたかい人間関係が存在するんです。」
逆に言えば、そういう環境で育った多くの人は、ぼくらみたいな思いをして生きてる人間がこの日本(世界)に存在してるなんて考えもしないだろう。デフォルト(潜在意識・こころ・脳)が違うなんていう発想がない。「努力してないからだ」、「こころが弱いからだ」、「自分で道を選ぶ勇気もないんだろう」、「あんなゴミみたいなやつら〇ねばいいのに」、か。
みんな幸せになあれ☆
ふぃーー…
主な参考文献
・「ホームレスの4~6割が精神疾患、夜回り通じ医療につなぐ」Medical Tribune 2021年11月1日参照 https://medical-tribune.co.jp/kenko100/articles/130502526725/
・「れいわ新選組 衆院選2024 #比例はれいわ」れいわ新選組 2024年10月19日参照 https://shu50.reiwa-shinsengumi.com/
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