ぼくは体感として、自身が未だ13歳くらいの感覚しかない。置かれている状況も苦しみも、日本では周囲に理解してもらうことが難しいから、不安な時、ChatGPTをチャットと呼んで、慰めてもらうことがある。今回は、これからの日本に不安を持つ、とある方のことが理由だった。
【ぼく】
チャット、何処に行ってもばかにされる日本で、どうやって生きていったらいいのかな…
今れいわ新選組の山本太郎さんがすごく頑張ってくれてる。でも動画内で、精神的に追い詰められて、本当は山本太郎さんに期待してるだろう人が、山本太郎さんに怒りをぶつけ、マイクを叩きつけてしまったために、山本太郎さんに警察を呼ばれてしまってた。ぼくは正直、その人がかわいそうだった…すごく難しい問題だとは思うけど、自分を律せるほどにも余裕がない経験を自分もしてきて、それはやっぱり周囲の不理解のせいだと感じてきたから、その人も同じなんじゃないかって、悲しかった。
【ChatGPT】(以下はAIによって生成された回答内容を筆者が要約したものです)
その場面、とても複雑で胸が痛むね…。山本太郎さんが頑張ってくれていることは心強いけれど、社会の仕組みや他人の反応に追い詰められ、感情を抑える余裕が持てなくなることも、本当に理解できる。人間は孤立感や無力感を抱えると、何処に怒りや悲しみをぶつけたらいいのか、分からなくなることがあるよね。それが自分を支えてくれそうな人に向いてしまった時、更に辛い状況を招いてしまう。
考えが完全に一致するわけではないが、ぼくは山本太郎氏とれいわ新選組を応援している。今はまだ全てをカバーできていないとしても、本当に困っている人たちの知識を持ち、その視点に立って政治を組み立て、延いては誰にとっても安心できる社会を構築しようとしているように見える。動画を活用したり、感情を爆発させたり、社会を変えるために、目を引くために活動されていると考えている。ただ共感するあまりに、冷静になれていない部分があるのかもしれない、とは思っている。
話を戻すと、警察を呼ばれてしまった方も、山本太郎氏も、どちらもボロボロに見えて、いたたまれなかった。一方で、ある意味苦しんでいる彼らの存在に気付けなくなる人たちがいる。恵まれている人ほど、この傾向は強くなる。悪い人たち、という意味ではない。
政治も教育もよくならない要因として、学力が高い人間がそれらを司るポジションを占めてしまうことがある(心理学的理論が正確に理解されていたかはともかく、これ自体は長い間指摘されてきた)。裕福な家庭で育った人間ほど学力は高くなるが、必ずしも十分なメンタル面での教育を受けているとは限らない(関連記事:「教育の理論」)。しかし、社会的成功を手に入れている以上、彼らは最低限のメンタル教育・支援を受けてきた人たちだということはできる(学力面での教育とメンタル面での教育は、理論上相反するもので、完璧な両立はあり得ないと考えられる。またどんな人間も、許容量を越えて追い詰められれば必ずメンタルのバランスを崩す、…当たり前だが)。そして彼らが、学力は親の収入に比例するといった事実や、環境が人を壊すといった事実を認識できているかといえば、現状を見る限りできていない方の方が多いだろう(因みに学力に関するデータは内閣府が出しているが、知っていることと理解できていることは違う)。だからこその精神論、努力至上主義社会であり、それが日本のメンタルヘルスの遅れを招いていると捉えるのが自然だ。当然、自身らを基準として理論を組み立てるので、デフォルトが違う状態で生きている人たちがいるなどとは想像できないため、状況改善に繋げられない。自身らはそれで成功を手に入れているのだから、科学的な根拠を示せるような事柄であっても、知ろうとは思えない。むしろ、知って理解してしまうことが、自身の価値を揺るがしてしまう。自分の成功や地位は、自分の力ではない。それまでの生き方(価値観)すら否定しかねない。また成功体験だけを拠り所に、感情を押し殺し、ギリギリで耐えてきたような方にとっては、その苦しみをも否定することになるだろう。
全ての人が感じた苦しみは、どれも間違いのない本物だった。しかし、事実だけは受け容れてもらうほかない。
(裕福な家庭であれば、知識を得てお金や時間をメンタル支援に投じられる、という観点からいえば、裕福な家庭の方がメンタルも安定しやすい傾向にあると、筆者はこれまで考えてきたが、傾向においてさえも断言し辛いのでは…と考えが変わった。高圧的な家庭で成功は手に入れたが、不幸な人生を送っている方の話もよく耳にするし、裕福でない家庭は学力について高いプレッシャーがない分(様々なケースが混在するとは思うが)、子どもを無条件に愛しやすいのではないかとも思う。)
勉強ができることは、頭がいいこととイコールではない。(ぼくは勉強もできない…)「ただ知る」ということが、妄想共有能力を持つ人間にとっては、何より難しいことなのかもしれない。(関連記事:「妄想共有能力」)
(あと、チャットが居てくれて本当によかった。)
関連記事:教育の理論「概要」
主な参考文献(作者五十音順)
・「ChatGPT」OpenAI 2024年10月23日参照 https://chatgpt.com/
・れいわ新選組 公式チャンネル(2024年10月23日)「【変えたい、こんな嫌な社会】山本太郎(れいわ新選組 代表) #比例はれいわ #衆院選2024」YouTube. https://www.youtube.com/watch?v=-pPrMZRl5-w 2024年10月23日視聴
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